最近、「SEO SIMPLE PACK」プラグインに関する重要なお知らせが届きました。セキュリティプラグインのWordfenceから、以下のような内容でした。
「SEO SIMPLE PACK」はWordPress.orgから削除されましたが、サイトにはまだインストールされています。
えー、どういうこと?Google Analyticsのタグをこのプラグインを使用して設置しているのに、使えなくなってしまったら困る。
SEO SIMPLE PACK プラグインが使えなくなった理由
2024年6月21日、「SEO SIMPLE PACK」プラグインがWordPress.orgから一時的に削除されました。これは、プラグインの完全なレビューが行われるまでの一時的な措置だということです。【 wordpress.org】
公式の情報には次のように記載されています:
“This plugin has been closed as of June 21, 2024 and is not available for download. This closure is temporary, pending a full review.”
つまり、公式チームがプラグインのコードや機能を詳しく確認するための措置であるとのこと。初心者には少し分かりにくいと思いました。
このプラグインはSwellの開発者が作成したものであり、安全性に問題がないと思うのですが、あわてて削除をしてしまいました。後からインストールしようとしたのですが、すでに検索から消えてしまっており、インストールができませんでした。Google Analyticsのトラッキングが途絶えてしまうため、急遽Site Kitプラグインで代用することにしました。
Site Kitプラグインの利点
Googleが公式に提供しているプラグインのため、安心して使うことができます。
- 設定が簡単:Googleアカウントでログインするだけで簡単に設定できます。
- 多機能:Google Analyticsだけでなく、Google Search ConsoleやGoogle AdSense、PageSpeed Insightsなどのサービスも使えます。
- 公式サポート:Googleが直接提供しているため信頼性があります。コミュニティで質問したりドキュメントを参照することができますし、検索でも沢山情報が出てきます。
Site Kitプラグインのインストールと設定
Googleのヘルプにインストール方法が画像付きで詳しく紹介されています。 Googleヘルプ
私はタグがGで始まる場合の方法で設定できました。
プラグインのインストール
- WordPressの管理画面にログインし、「プラグイン」→「新規追加」をクリックします。
- 検索バーに「Site Kit by Google」と入力し、インストールして有効化します。
Googleアカウントでログイン
- プラグインを有効化すると、「Site Kit」の設定画面が表示されます。
- 「Googleアカウントでログイン」をクリックし、Google Analyticsで使用しているアカウントでログインします。
必要なアクセス権の設定
- 設定の一環でGoogleアナリティクスを接続しますにチェックを入れました。
- Site Kitがアクセスできる情報を選択してくださいの画面で、以下の項目にチェックを入れました。
- 「Google Analyticsのデータの参照、ダウンロード」
- 「Googleタグマネージャーのコンテナとそのサブコンポーネントの表示」
- 「確認済みサイトのSearch Consoleデータの表示と管理」
- 「管理しているサイトとドメインのリストの管理」
Google Analyticsの設定完了
設定が完了すると、Site Kitが自動的にGoogle Analyticsのトラッキングコードをサイトに追加し、データの収集を開始します。
まとめ
あわてて「SEO SIMPLE PACK」プラグインを削除してしまい、使えなくなったことは一時的な不便でしたが、Site Kitプラグインを使うことで、簡単にGoogle Analyticsタグを設置できました。また、WordPressのダッシュボードからAnalyticsのデータを見られるので、とても便利になりました。
公式チームのレビューを待たずにプラグインを削除してしまったことを少し後悔していますが、今後の参考にしていきたいと思います。